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月刊JGAニュース

賛助会員から  

 フロイント産業株式会社は世界に先駆けて「自動フィルムコーティング装置」と「フィルムコーティング液」の開発に成功し、1964年に創業しました。以来、「創造力で未来を拓く」を企業理念に、医薬品および食品を主要ユーザーとする、独創的な機械装置(ハード)と製剤技術(ソフト)による化成品の研究開発を融合し、研究開発型企業としての道を歩んでまいりました。


 近年、製剤機械はグローバルの競争時代を迎え、製薬業界の環境は更に厳しさを増している中、当社がグローバルモデルとして設計した装置の販売台数が、欧州、北米、南米、アジアなどの市場において大きく増加しています。利用者の多様性に沿うべく、グローバルモデルの一部である小型試験機、Microシリーズを国内投入しましたのでご紹介致します。

【Micro シリーズの特長】

  • 固形製剤の粒子加工に用いる主な装置をラインアップ
  • 試験に不可欠な設備を組み込んだオールインワン試験機
  • 小さいフットプリント
  • 分解、組み立てが工具レス
  • 運転データの保存機能を標準搭載(USB メモリ式)

1.VFC-LAB Micro(流動層造粒・コーティング装置)

 トップスプレー法、ボトムスプレー法が選択できます。処理量はトップスプレーで 0.2~0.4L、ボトムスプレーで 0.04~0.35L となっています。圧縮空気で給気エアを供給するシンプルな構造を採用しています。

2.TFC-LAB Micro(乾式造粒装置)

 最低 0.1L の原料からロール圧縮造粒が可能です。乾式造粒において重要品質特性に影響を及ぼすロール圧縮圧を自動制御する機構を有し、作業者の操作性を向上しました。ロールの支持は片持ち構造のため、部品点数が少なく分解洗浄が容易です。

3.GMXB-LAB Micro(高速撹拌造粒装置)

 容積の異なる 4 種類の粉体処理容器(ベッセル)を工具レスで容易に交換できる構造になっています。撹拌羽根(ブレード)の軸部を密閉構造としているため、エアパージの必要が無く、エア抜き用のフィルターも不要です。

4.LDCS-Micro(錠剤コーティング装置)

 グローバルスタンダードである水平型の全周パンチングパンを採用し、容積の異なる 2 種類のコーティングパンを工具レスで容易に交換できる構造になっています。また、パンの外周を透明の樹脂製ケーシングで覆っているためパン内外の視認性が良好です。

 フロイント産業の卓上型試験機 Micro シリーズについて紹介しました。装置の説明、見学、テストは随時受け付けておりますので、ご遠慮なくご用命ください。


 フロイント産業グループは、研究開発型企業として、製剤技術を基盤に開発した製剤機械、医薬品添加剤を提供することで、世界中の人々の医療と健康の未来に貢献し、豊かな生活と食の安全・安心を支える技術を生み出し、育成することを目指しております。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 

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