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月刊JGAニュース

株式会社畑鐵工所  

 JGA会員の皆さま、こんにちは。賛助会員の株式会社畑鐵工所です。
昨今の目まぐるしい時代の変化に追従すべく、当社におきましても、封じ込め設備の開発や、AI・IoTといった最新の技術に加えデータインテグリティ等にも対応した機能・制御・システムの研究開発を続けております。これらの技術開発はやがて、連続生産の実現化に大きく貢献できるものと考え、1924年の創業以来、90有余年歩んできた経験をもとに「打錠機のHATA」と呼ばれる高い評価を維持するべく日々邁進しています。
 本年度は、インターフェックス JAPAN への出展を予定し、皆様のお力添えになれるよう画期的な内容の展示を目指しています。


●活動拠点
 弊社は京都・東京・ベトナム(ホーチミン)の3つの営業拠点により、日本国内のみならず中国・韓国・台湾・ASEAN市場へのサービスを展開。各拠点とも技術員を常駐させ、迅速且つ柔軟なメンテナンス体制にも強みを持ち、ベトナム生産工場の稼働と共に「高性能・高品質な製品を安価に」を目標に、日々努力を重ねております。
 また提携会社の米国 Elizabeth 社に加え新たにインド Parle Elizabeth Tool 社との連携により欧米はもちろん、中東市場への展開も視野に入れたグローバルネットワークの拡充を図っています。


img12.jpg●エンジニアリング機能
仕様作りから製作・検査・引渡完了までのプロセスを一貫して管理する事を基軸とし、昨今では医薬品製造業の変革を受け、仕様提案も高機能自動化設備のカスタマイズ提案から、生産効率の向上、最適化を目指す為の組合せ提案にシフトしており、装置メーカーの立場であっても、医薬品製造の本質に関して更に理解を深める事も使命と捉えています。
 その様な背景から、これまでの活動よりも一歩踏み込んだ、技術開発(研究)等のサポートや、お客様の問題解決に携わらせて頂く事も多く、お客様との技術的なコミュニケーションを密にする事で、「お客様の安心・満足」をご提供させて頂くためのエンジニアリング業務を行っております。


●製造機能
 自社製品である打錠機・造粒機や、粉砕機・混合機等のプロセス装置だけでなく、無人化や自動水洗化に必要な付帯機器との連結に至るまでの一貫した設計・管理を行っています。 
 製造体制については、新しい技術探索・基礎実験に必要なモック製作についても、自社で設計・製造することで比較的安価で迅速な実験データの取得が可能となります。またモノづくりだけでなく開発業務から携わっていく事で、豊富な経験と幅広い知識を兼ね備えた技術員が、常に新しい課株式会社畑鐵工所題に取り組む姿勢に重きを置きつつ、更なる打錠機の機能向上を目指しています。


●メンテナンス機能
 アフターサービスの重要性に重きを置き、突発的なトラブルからの早期復旧、定期点検を通じたトラブルの未然防止のご提案等、ハードウェアのみならず運用面の改善提案なども見据えた技術強化を目指しています。
 現在も弊社装置は数多くのお客様に末長くご使用頂いており、納入から半世紀近く現役で稼働している装置も多数存在している事を誇りに思い、昨今では更なる早期対応を求められている背景も踏まえ、メンテナンス体制や技術的知識の強化を図り、更なるアフターサービスの向上を目指しています。


●研究開発機能
 近年では各種学会へ積極的に参加することで、ジェネリック医薬品産業も含めた医薬品製造業のトレンドを見据えた研究開発に注力しています。これまで培ってきたノウハウに加えアカデミックな視点と医薬品開発現場における各種検討課題に耳を傾け問題解決に向けた提案や製造現場における効率化を図りたいなど、皆様と共にモノづくりできる体制を強化しています。
 そしてHATAは今、これからの生産工場の有り方について考え、人と機械が調和した人に優しい製造工場をイメージし、お客様の未来の夢工場建設プロジェクトにいかに寄与できるかをテーマとして取り組んで参ります。その為にも勇敢に、前向きに、怠る事のない研究と惜しみない開発努力を、これまでに蓄えた豊富な経験と技術を生かし、ジェネリック医薬品製薬業界の更なる発展に努めて参ります。

 

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