京都、プチ一人旅
大蔵製薬株式会社
代表取締役社長 鈴木 健志
代表取締役社長 鈴木 健志
2018年9月に社長就任のご挨拶をさせて頂いたのに続き、「リレー随想」に投稿させて頂くことを感謝いたします。大蔵製薬は、経口ゼリー剤の開発・生産受託、体外診断薬の開発・製造、輸入ペニシリン製剤等の試験検査受託の3事業を行っております。特に、1998年に製造を開始した経口ゼリー剤は、嚥下困難な患者様や水なしでも服用できる製剤としてニッチな医薬品マーケットではあるものの、患者様には必要な製剤であると認識しており弊社の中核事業として位置づけ成長させていきたいと考えております。
近年、企業の優勝劣敗を決する経営の基盤となる指標として、SEQCDD【S(Safety:安全)、E(Environment:環 境 )、Q(Quality:品 質 )、C(Cost:価 格 )、D(Delivery:物 流、納 期 )、D(Development:開発)】があります。私自身、大蔵製薬に着任して1年半を経過した新米社長ですが、これらすべてに常に気を配りながら、まだまだ充分ではありませんが会社運営に努めて参りました。特に、医薬品メーカーとして、基本に忠実に「品質」にはこだわり続けることが最大の使命だと思い、全社を挙げて取り組んでいますが、満足できるレベルへの到達は一朝一夕には行かない難しいものであることを痛感しております。
近年、企業の優勝劣敗を決する経営の基盤となる指標として、SEQCDD【S(Safety:安全)、E(Environment:環 境 )、Q(Quality:品 質 )、C(Cost:価 格 )、D(Delivery:物 流、納 期 )、D(Development:開発)】があります。私自身、大蔵製薬に着任して1年半を経過した新米社長ですが、これらすべてに常に気を配りながら、まだまだ充分ではありませんが会社運営に努めて参りました。特に、医薬品メーカーとして、基本に忠実に「品質」にはこだわり続けることが最大の使命だと思い、全社を挙げて取り組んでいますが、満足できるレベルへの到達は一朝一夕には行かない難しいものであることを痛感しております。
さて、私事になりますが、大蔵製薬の本社は京都にありまして、関西は新入社員以来30年ぶりになることに加え、結婚以来、初めての単身赴任生活をしています。これが、「プチ一人旅」かと楽しみながら、京都は“夏暑く・冬寒い”盆地気候でありますので、季節のいい春・秋を中心に、「京都の神社・寺院ランキング」を片手にベスト50まで制覇しました。ちなみに、ベスト10を紹介しますと、1位:金閣寺、2位:伏見稲荷、3位:三十三間堂、4位:清水寺、5位:東寺、6位:平等院、7位:銀閣寺、8位:北野天満宮、9位:下鴨神社、10位:八坂神社となっており、皆さんもベスト10は既に制覇されている方も多いのではないかと思います。私が訪問したベスト50の中には、2度・3度訪れたことのある神社・仏閣もありますが、京都在住となると時間を気にすることなく、ゆっくり見て回ることが出来ますと、改めてそれぞれの寺院の由緒や宝物などを知ることが出来ます。また、「プチ一人旅」をしていますと、見ず知らずの観光客や時にはカタコト英語で外国人観光客と会話することがあります。100%私から声をかけることはせず、相手から声をかけられるのですが・・・。これまでは意識もしていませんでしたが、「プチ一人旅」は、一人寂しく観光するものと思っていましたが、新たな人との出会いもあるのだと再認識しています。今年還暦を迎える私にとって、人生初めて「人との出会い」に新鮮さを感じることが出来、「プチ一人旅」に新たな意義も見出しています。
これからは、桜のシーズンを前に「京都の桜名所15選」を入手しておりますので、一気に15か所の桜の名所を訪ねようと思っています。更に、奈良に範囲を広げ、寺社・仏閣を訪ねようとも思っています。私の会社人生も終盤を迎える中、初めての単身赴任生活に不自由さはあるものの、それを上廻る古都の「プチ一人は旅」に楽しさを感じながら、京都生活をエンジョイしていこうと考えております。
最後に、高齢化に伴う社会保険料の増嵩が社会問題になる中、医療用医薬品を取り巻く環境は厳しさを増しております。このような事業環境下ではありますが、弊社は患者様に安心・安全な医薬品を供給していくことを最大の使命に、経口ゼリー剤の製造を中心に着実な成長を目指して参る所存です。会員企業の皆様からの温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。