経営層向けコンプライアンス研修会開催
信頼性向上プロジェクト
開催日時:令和 3 年 10 月 28 日(木) 13:00 ~ 14:30
開催場所:WEB 会議
参 加 者 :38 社 (133 名)
開会挨拶:日本ジェネリック製薬協会 会長 澤井 光郎
演 題:医薬品業界におけるコンプライアンスについて
講 師:堀尾 貴将 先生
(森・濱田松本法律事務所 弁護士・イリノイ州弁護士)
閉会挨拶:日本ジェネリック製薬協会 理事長 佐藤 岳幸
概 要:
当協会では、ジェネリック医薬品に対する信頼の回復に向けて、品質確保・安定確保への取組みとともに、会員各社のコンプライアンス・ガバナンス体制の強化についても不退転の決意で進めております。
その一環として特に経営層をターゲットとしたコンプライアンス研修会を実施いたしました。研修会では、会員会社 38 社より代表者、経営幹部、コンプライアンス担当役員を含む 133 名の皆様にご参加いただきました。
冒頭、澤井会長からは、業界への厳しい目が向けられている現下の状況を鑑み、本研修会への積極的な参加に謝意が述べられるとともに、今回経営トップが参加されていない 6 社に対しては、代理出席者の方から必ず経営トップに対して情報共有を行っていただく事、また本研修会が業界全体のコンプライアンス意識の向上の一助となるよう期待するとの発言がありました。
開会挨拶に続き、森・濱田松本法律事務所の堀尾 貴将 先生に「医薬品業界におけるコンプライアンスについて」と題してご講演をいただきました。
講演では、改正薬機法による法令遵守に関する要求事項から始まり、責任役員の義務、近時の事案を踏まえた検討、ジェネリック医薬品メーカーを取り巻く環境、ジェネリック医薬品メーカーにおける事業上の構造的課題について幅広く具体例も交えながら丁寧に解説いただきました。その後、質疑応答が行われました。
最後に、佐藤理事長より研修会参加者に対して、現在協会が行っている取組みの社内での共有や、法令遵守体制の強化に経営トップ自らが先頭に立って推進いただくようお願いがあり、研修会は終了いたしました。
今回の研修会では、製薬業界において経営層のみならず社員が遵守し押さえるべきポイントも再確認することができました。
全ての患者様及び医療関係者の皆様に更に安心して使用いただける品質の担保されたジェネリック医薬品のみが安定的に市場に流通する状況を実現すべく、協会としてコンプライアンス・ガバナンスに関わる取り組みを今後も継続的に実施し、会員各社での運用の徹底を行ってまいります。