委員会活動報告
第55回日本薬剤師会学術大会について
開 催 日 時 :2022年10月9日(土)~ 10日(日)
場 所:仙台国際センター
概 要: 日本ジェネリック製薬協会(以下、GE薬協)では、本学術大会に企業展示に共催し、「製品の供給状況について」ページおよびジェネリック医薬品の信頼回復へ向けての取組みについて説明を行いました。また、9日に開催された分科会にはGE薬協から川俣副会長がシンポジストとして参加しました。
【分科会概要】
分科会6 テーマ:後発医薬品の供給問題と安定供給に向けた対策
日 時:2022年10月9日(日)14:00 ~ 16:00
場 所:仙台国際センター 第11会場
座 長:森 昌平 氏(公益社団法人 日本薬剤師会 副会長)
高橋 均 氏(一般社団法人 宮城県薬剤師会 理事)
シンポジスト:
①山本 剛 氏(厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課ベンチャー等支援戦略室 室長)
「医薬品の安定供給に向けた行政の取組みについて」
②川俣 知己 氏(日新製薬株式会社 代表取締役社長/日本ジェネリック製薬協会 副会長)
「後発医薬品の安定供給の原状と将来展望-製造の立場から-」
③山口 聡一 氏(株式会社バイタルネット 取締役/執行薬品物流本部長/薬事管理担当/医薬情報企画担当/物流開発担当/川口センター長)
「後発医薬品の出荷調整に対する医薬品卸の対応」
④小田 真稔 氏(公益社団法人 福岡県薬剤師会 専務理事)
「医薬品提供体制の現状と薬局・薬剤師の役割」
経営層向けコンプライアンス研修会
開催日時:2022年10月24日(月)13:00 ~ 14:30
開催場所:WEB会議
参 加 者:36社(140名)
開会挨拶:日本ジェネリック製薬協会 副会長 澤井 光郎 氏
演 題:独禁法の観点から見たコンプライアンス
講 師:酒匂 景範 氏
(大江橋法律事務所 パートナー弁護士・ニューヨーク州弁護士)
閉会挨拶:日本ジェネリック製薬協会 会長 高田 浩樹 氏
概 要:
GE薬協では、ジェネリック医薬品に対する信頼回復に向けて、品質確保・安定確保への取組みとともに、会員各社のコンプライアンス・ガバナンス体制の強化に継続して取り組んでおります。今回その一環として特に経営層をターゲットとしたコンプライアンス研修会を実施いたしました。研修会では、会員会社36社より代表者、経営幹部、コンプライアンス担当役員を含む140名の皆様にご参加いただきました。
冒頭、澤井副会長からは、業界としては一層倫理観を持って事業を行っていく必要がある中、信頼を根幹から揺るがす不祥事が多数起きていることから、経営層がコンプライアンス経営を念頭に置いてこれを徹底することを強調される発言がありました。
開会挨拶に続き、大江橋法律事務所の酒匂景範先生に「独禁法の観点から見たコンプライアンス」と題してご講演をいただきました。
講演では、独占禁止法違反に係る医薬品業界の最近の事例紹介に始まり独占禁止法の概略についてわかりやすく解説いただきました。引き続き、コンプライアンス強化の進め方としてリスクベースでの評価を基に進めることを紹介いただき、コンプライアンス強化の具体的な取り組みについてもよくある課題など事例を引用しつつ丁寧に解説いただきました。その後、質疑応答が行われました。
最後に、高田会長からは法令遵守体制の強化に経営トップ自らが先頭に立って推進いただくようお願いがあり、研修会は終了いたしました。
今回の研修会では、業界において独占禁止法に関連して遵守し押さえるべき点を含めコンプライアンス全般にわたり幅広く改めて再確認することができました。
協会としましてはコンプライアンス・ガバナンス・リスクマネジメントに関わる取り組みを今後も一層充実させ継続的に実施し、会員各社での運用の徹底を行ってまいります。