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月刊JGAニュース

委員会活動報告  

販売情報提供活動対応委員会研修会 実施報告

開催日時:令和4年11月28日(月)15:00 ~ 17:00
現地会場:CIVI研修センター日本橋
開催形式:対面+オンライン
参 加 者:106名(30社)

 販売情報提供活動対応委員会の年間施策の一つとして、販売情報提供活動ガイドライン研修会をハイブリッド形式で開催し、会員会社37社のうち30社から106名の皆様(販売情報提供活動ガイドライン監督部門担当者、COP担当者等)に参加いただきました。
 研修会は日本ジェネリック製薬協会 高田浩樹会長の開会挨拶に続き、講演Ⅰでは講師の厚生労働省医薬・生活衛生局 監視指導・麻薬対策課 古江道顕主査より「医療用医薬品の販売情報提供活動監視事業について」と題して、監視事業に至った経緯から目的、概要に触れ、最新の監視事業報告結果について詳しく解説いただき、製薬企業や業界団体に求めることにも言及されました。講演Ⅱでは講師の帝京平成大学 薬学部薬学科の渡邊伸一教授より「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインについて」-研究者の立場から考えること-と題して、これまでのガイドライン関係の調査・研究や販売情報提供活動の原則からしてはいけない行為に触れ、未承認薬・適応外薬等に
関する情報提供については事前質問に答える形でわかりやすく解説いただきました。
 今回の研修会により、販売情報提供活動ガイドラインの取り組み方についての理解が増したものと思います。
 今後は一層のジェネリック医薬品の情報提供適正化を図るべく、ガイドラインに則した販売情報提供活動により違反の未然防止をお願い致します。


薬科大学での講義について

薬学生向けの啓発活動の一環として、「学生向け教育資材」をもとに講義を行っております。
 2023年1月には、千葉科学大学に講義の時間を設けて頂きました。ご協力頂きました先生方に改めて感謝申し上げます。
 学生さんにとって、ジェネリック医薬品を体系的に知るための良い機会になったのであれば幸いです。

○千葉科学大学 薬学部

講演日時:2023年1月17日(火)14:55 ~ 18:10
形 式:オンライン
テ ー マ:「ご存じですか?ジェネリック医薬品」
講 師:清水 祥恵 氏、高島 明子 氏
   (日本ジェネリック製薬協会 広報委員会ニュース・講演部会委員)
聴 講 者:4年生46名

参加された学生の方々からのお声を一部、ご紹介いたします。
・企業の中の仕組みを聞く機会はないので、いい機会になった。
・先発品からジェネリック医薬品へ変更したきっかけで一番多いのはかかりつけ薬剤師からの説明だということが印象に残り、薬剤師になった時はジェネリック医薬品に関する説明を丁寧にしたいと思った。
・ジェネリック医薬品について、医療の質を落とすことなく医療費を抑えるという思考には至らなかったため、細かいプロセスも含めて印象に残った。
・安全であり政策的にも重要であることが分かった。

<ご参考>
 千葉科学大学ホームページ
 https://www.cis.ac.jp/
 日本ジェネリック製薬協会ホームページ
 薬学生向け資料スライド・薬剤師国家試験過去問解説・講義依頼フォーム設置ページ
 https://www.jga.gr.jp/medical/for_student.html


近畿薬剤師合同学術大会2023共催シンポジウム開催について

講演日時:2023年2月5日(日)11:55 ~ 13:05 
開催形式:ライブ配信(視聴者数:156名)
テ ー マ:「医薬品の品質確保・安定供給に関する課題と対策について~流通の課題も踏まえ~」
座 長:室井 延之 氏 (神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部 薬剤部長)

シンポジスト:
①鈴木 貴明 氏 (千葉大学医学部附属病院 薬剤部 准教授・副薬剤部長)
 「ジェネリック医薬品の安定供給等について~病院の立場から考えること~」
②桐村 昌典 氏 (みなと薬局・一般社団法人京都府薬剤師会 常務理事)
 「開局薬局の立場から見たジェネリック医薬品不足と対策について」
③山本 剛 氏 (厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課ベンチャー等支援戦略室 室長)
 「医薬品の安定供給に係る行政の取り組み」
④田中 俊幸 氏(日本ジェネリック製薬協会 広報委員会委員長)
 「ジェネリック医薬品の信頼確保に向けた日本ジェネリック製薬協会の取り組みについて」
概要と感想:
 相次ぐ医療用医薬品の供給不安問題をテーマに4名のそれぞれお立場から問題解決への取り組み等を中心にご説明頂きました。品質不正問題を発端に様々表面化されてきた構造的な問題を共通認識として捉え、その本質を考える機会創出につなげていきたいと考えます。
 Live中には、視聴者の皆様から多数ご質問も寄せられ、本テーマに対する関心度の高さがうかがえました。

寄せられた質問事項等(一部抜粋):
①臨床上の必要性から行政や関係学会等への相談はされなかったのでしょうか
②供給不足の理由などはメーカー HPにないことが多く、卸からの情報が確実です。
③患者さんへのお薬変更の説明も苦労しています。メーカーはペライチでの「供給できません」のお知らせのみでなく、患者さんへのお詫びの手紙を出して欲しい気持ちです。
④漢方も供給不足が続いています。包材のアルミが世界情勢の影響で入らないからと聞きました。本当でしょうか。
⑤国がジェネリック推進を勧める以上、国として議論すべきことであると考えます。
⑥先発医薬品、後発医薬品ともに薬剤不足に苦労している。マンパワーが少ない調剤薬局では、供給不足対応に大半の時間を費やしております。
⑦患者さん、医師への実感はそれほどでもないようです。感冒に対する薬のみならず、供給できない薬剤があることを周知する体制も必要と考えます。周知と協働について政策に対する働きかけをお願いしたい。

 

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