本年２月20日に岩城製薬株式会社の代表取締役社長に就任いたしました西村 泰輔（にしむら たいすけ）です。
　弊社は1931年1月28日に創業、今年で92年を迎えております。アステナグループにおける医薬事業の中核会社として、医療用、一般用医薬品の製造販売及び医療機関向け化粧品の販売を中心に、多くのお客様にご愛顧頂いております。
　医薬品では、近年は外皮用剤に力を入れており、2023年3月現在、ステロイド外用剤は10成分25品目、抗真菌外用剤は６成分11品目のジェネリック医薬品を販売しており、国内トップクラスの品揃えを自負しております。また、外皮用剤の長期収載品の承継も進めており、弊社技術を用いて先発メーカーが築いた品質とブランドをしっかり受け継ぎ、安定的に供給しております。加えて、外皮用剤の開発力を生かし、ベンチャー企業との協業を通じて新薬の開発にもチャレンジしております。化粧品におきましては、株式会社資生堂様よりNAVISION®ブランドを受継ぎ、主体的に販売や開発の活動を始めております。
　一方、医薬品を取り巻く事業環境は、昨今のジェネリック医薬品への不信感、ウクライナ情勢に伴う政情不安を端に発した海外原薬等の調達問題、原材料や光熱費の高騰による急激な製造コスト上昇等により、非常に厳しいものとなっております。
　このような中、弊社は「信頼される、塗り薬とスキンケアのリーディングカンパニー」を目指し、患者さまへ安心できる安全な製品の提供を通して、社会やジェネリック医薬品業界に貢献できるよう努力してまいりますとともに、各社様との連携を深め、新たなビジネスモデルにも挑戦してまいります。
　どうぞ今後とも、ご指導ご鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。