新年度を迎えました。
　弊社にも多くの仲間が新たに加わりました。
　緊張した面持ちで入社式に臨む様子や真剣な眼差しで研修を受けている様子をみては、毎年、自分自身が新入社員として入社した日のことを思い出します。
　学生気分のまま入社式に参加していた私ですが、入社初日から社会人を感じることとなりました。研修の休憩時間、自動販売機で購入した缶ジュースを飲み終えて、研修に戻ろうとした際、従業員の方とすれ違いました。「お疲れ様です」と当たり前に挨拶をしてくれました。小さな声で挨拶を返しながら振り返ると、その方は、私が捨てた空き缶をゴミ箱から拾い上げ、別のゴミ箱に捨てなおしていました。私は空き缶の捨てるべき場所を間違えていたようですが、自然にこういうことができるようにならないといけないんだなぁと強く感じました。そこから、良いも悪いも必ず誰かが見ているという意識が生まれました。

　新入社員の皆さんはこれから仕事を通じて色々な経験をされると思います。是非、社会に貢献することの喜びを感じて頂きたいです。
　よく新入社員の皆さんから、社会人になって成長を実感したエピソードについて聞かれることがあります。私は、他の方のように高尚なエピソードは持ち合わせておりませんので、ちょっと角度を変えてお伝えするようにしています。
・街中で手を挙げてタクシーをとめたとき
・スーツで飛行機に乗ったとき
・頭にネクタイを巻いたとき