この記事を書いているのは、ちょうどゴールデンウィークの真っただ中です。弊社の本社がある石川県金沢市の数多くある観光スポット（金沢城公園、長町武家屋敷跡、兼六園、三茶屋街（ひがし、にし、主計町）などでも、観光客で大きな賑わいを見せております。また、この時期には毎年「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」が開催され、世界のトップアーティストが金沢に集結し、数多くの一流のコンサートを繰り広げるほか、伝統芸能とのコラボレーションや市民参加の大型コンサートなどが行われ、ゴールデンウィーク期間中、金沢の街はクラシック音楽に溢れております。皆さまも機会があれば是非、金沢の魅力を体験して頂ければと思います。
　さて、弊社はキョーリン製薬グループの中でジェネリック医薬品事業を担っております。本年は弊社グループの中核会社である杏林製薬株式会社が創立100周年の節目を迎える年となります。100周年を迎えるのを機に、これまで取り組んできた長期ビジョン「HOPE100」に代えて、新たな長期ビジョン「Vision110」がスタートいたします。「健康への願いを次の100年へ」というスローガンのもと、今後も持続成長を図るべく、「健康関連事業を複合的に展開し、人々の健康に幅広く貢献する企業」の実現を目指し、グループ体制の刷新を行い、ムダを徹底的に排除する抜本的な改革を行いジェネリック医薬品や感染症領域、医薬品製造受託事業を複合的に展開し、コスト競争力、経営効率を高
め、次の100年に向けた布石となる戦略を進めていくこととしております。
　ジェネリック医薬品業界を取り巻く環境は、毎年の薬価改定、供給不足、物価高・エネルギー価格の高騰による原価上昇など、厳しさを増しております。特に課題となっております安定供給においては先行きが見えない状況となっております。その様な中にあって弊社では、業界のトップではないけれど、存在感のある「強み」を持ち、社員も「誇り」を持って、いきいきと「笑顔」で活躍できる企業にしたいとの想いを込め、目指す姿を「存在感のある『強小』カンパニーに！」とし、厳しい状況下こそ、企業としての存在感を発揮すべく取組んでまいります。

　最後になりますが、5月5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方で最大震度6強を観測する非常に強い地震がありました。被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。