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月刊JGAニュース

伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社  

 賛助会員の伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社です。

 水際対策が大幅に緩和され、街中で大きなスーツケースを携えた外国人観光客の姿をよく見かけるようになりました。なかなか難しかった海外製造所への出張訪問、実地監査等、会員の皆様もギアを切り替えてご多忙のところと思います。製造業としてGMPと安定供給の一役を担う責任を重く受けとめ、皆様と共に歩んでまいりますので、何なりとお申し付けくださいますようお願いいたします。
 さて、伊藤忠グループは、創業者・伊藤忠兵衛の言葉から生まれた「三方よし」の精神を企業理念に掲げております。これは、1858年の創業以来、伊藤忠の創業の精神として現在まで受け継がれ、そして未来に向かって受け継いでいく心です。

「売り手よし」
「買い手よし」
「世間よし」

 「売り手よし」「買い手よし」に加えて、近江商人がその出先で地域の経済に貢献し、「世間よし」として経済活動が許されたことに起源があり、現代サステナビリティの源流ともいえるもの。初代伊藤忠兵衛の座右の銘「商売は菩薩の業、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」が、その起源とされています。
 本年4月に、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS 認証を取得しました。ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)は、持 続可能 性 および炭素に関する国際認証で、マスバランス方式で製造されるバイオマス原料や再生原料等のサステナブルな製品をサプライチェーン上で管理・担保する認証制度です。伊藤忠グループが合成樹脂や基礎化学品等で進めるマスバランスのバリューチェーンを、当社が 手 掛ける衛生材料、ポリウレタン原料、塗料・接着剤、エポキシなど、より川下のスペシャリティケミカルに延伸します。
 ジェネリック医薬品は、世界中で医療費削減や患者負担軽減に大きく貢献しています。しかし、日本ではいくつかの大きな課題に直面しており、ジェネリック医薬品が今後期待される役割を果たすためには、業界全体で知恵を出し合い、他の団体とも連携しながら永続可能な仕組みをつくることが重要と考えます。まさにGE薬協は大きな社会的責任を果たされていると思います。なかなか先が見えないこの数年間、試行錯誤と様々な思いの中で長い時間を過ごしましたが、新たに登場したツールや新しい働き方を身に着け、環境の変化と調和を図りながら、情熱をもってその変化とスピードにチャレンジし続けて参りたいと思います。

 これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 

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