2023年6月1日付で武田テバファーマ株式会社ならびに武田テバ薬品株式会社の代表取締役社長兼CEOに就任いたしました、豊原善弘（とよはらよしひろ）です。皆さま何卒よろしくお願い申し上げます。

　当社は2016年の設立以来、ジェネリック医薬品と長期収載品の提供を通じて、医療関係者の皆さまに必要な安全性・有効性の情報をお届けしながら、オフ・パテント（特許期間が満了した）医薬品事業のあるべき姿の模索を続けてまいりました。2023年4月には武田薬品工業より多発性硬化症治療剤の譲渡を受け、新薬事業に参入する第一歩を踏み出しました。
　透明性のある情報開示や医療ニーズにお応えする製品の提供といった活動を積み重ね、顧客の皆さまとの信頼関係の構築を心掛けてまいります。

　私は「三人寄れば文殊の知恵」こそが会社の原点だと考えています。１人では文殊菩薩に匹敵するような知恵をもっていなくても、1+1+1を3よりも大きくしていけば、何かを成し遂げることができるはずです。お互いの意見を尊重しながら前向きに知恵を出し合い、それにより出された結論を実行する際にも、やはりポジティブに協力し合う。その積み重ねによって、全社員が嬉々として、社業の発展に勤しんでいる会社を目指してまいります。

　将来に向けて新薬とバイオシミラーの領域を強化しつつ、引き続きジェネリック医薬品事業においては、患者さんや医療関係者の方々の視点に立ち、付加価値の高い製品の創製により、医療を支え、人々の健康や日本の社会に貢献していけるよう全社を挙げて取り組んでいく所存です。