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ニプロ株式会社  

ニプロ株式会社

https://www.nipro.co.jp/

創 業 年 :1954年(昭和29年)
代表取締役社長:佐野 嘉彦
本社所在地:大阪府摂津市千里丘新町3番26号
従 業 員 数:4,390名(2023年3月末日現在)

【企業理念】
未来に向かって、世界の人々の健康を支え、医療ニーズに応える商品、技術及び事業の創造革新を行い、社会に貢献し、自己実現を図る。

 2023年10月1日、ニプロ株式会社は大阪市北区本庄西3丁目9番3号から大阪府摂津市千里丘新町3番26号に本社を移転しました。

 この本社移転先はJR東海道本線(京都線)岸辺駅に隣接しており、JR岸辺駅直結の国立循環器病研究センターや市立吹田市民病院を含む、北大阪健康医療都市(健都)のエリアになります。

健都とは:
 健都は、「北大阪健康医療都市」という、まちの愛称です。
 この愛称を選定した理由は、以下のとおりです。「健康医療都市」の略であり、誰にでも分かりやすくシンプルであること、
 循環器病の予防に必要な、Knowledge(正確な知識、知の集積)、Exercise(適度な運動)、Nutrition(適切な栄養・食事)とTown(まちづくり)の頭文字を並べた名称(KENTO)のことです。

健都のコンセプトとは:
 北大阪健康医療都市(健都)では吹田操車場跡地を活用し、「健康」と「医療」をコンセプトとしたまちづくりを行っています。健康寿命の延伸につながり、みなさまの健康づくりができるような様々な取り組みを進めています。
引用:吹田市ホームページ
https://www.city.suita.osaka.jp/1000123/1017319/1017355/1016048.html
https://www.city.suita.osaka.jp/kenko/1018092/1025219.html

 私どもは、この健都は市民のウェルビーイング※1に資する構想になると考えています。

 個人の視点でみると、喫煙や不十分な睡眠・乱れた食生活など問題のある生活習慣が改善されること、育児や介護、病気や老後への不安が解消されること、組織へのエンゲージメント※2が高いこと等々全てが影響し、「より良い」状態こそがウェルビーイングといえます。
 個人のウェルビーイングが実現するということは、その人が抱える課題や不安などが解決されるということになります。

 経済学用語の比較優位という概念から導かれるように強みのない人はいません。
 だれもが強みを持っています。人それぞれが自身の強みを活かし、エキサイティングに周りのメンバーと協働することで個々のウェルビーイングを実現できます。

 さらに、所属する組織において自身が成長を実感できることや、エンゲージメントを向上させることによって、よりウェルビーイングな状態に近づくことができます。

 個人が各々の力を存分に発揮できることは企業力の向上にもつながります。個人のウェルビーイングの実現は、企業価値の向上、ひいては社会全体のウェルビーイングにもつながっていきます。
まさに社会全体のウェルビーイングが目指すべきゴールといえます。

 医薬品・医療機器企業は国民の健康ウェルビーイングに資することが使命です。

 医薬品・医療機器企業は今後益々、国民のウェルビーイングに寄与し、持続可能(SDGs)な国民皆保険を含めた社会保険制度維持に貢献していくべきと考えます。

※1ウェルビーイング:身体的・精神的・社会的にすべてが満たされている状態で、昨今、人的資本経営、企業の価値創造との関係、企業経営の視点からも注目されています。

※2エンゲージメント:企業の社員がその企業のパーパス、ビジョンに共感し、企業を信頼し、働きがい、やりがいを持ち、成長実感があること、そして組織に挑戦・協力等の風土があることです。
多くの上場企業で、KPIを設定し、継続的にエンゲージメントサーベイを実施しています。このKPIによって担当役員の評価を実施している企業もあります。
それは社員のエンゲージメントが企業の競争力を左右するからです。

 

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