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月刊JGAニュース

日東メディック株式会社  

日東メディック株式会社

https://www.nittomedic.co.jp/

創 業 年 :1994年
代表取締役社長:中井 龍
本店所在地:富山県富山市八尾町保内一丁目14番地の1
従 業 員 数:588名 (2023年12月時点)

【企業理念】
1.高品質な点眼薬製造・販売のスペシャリストとして、人々の健康に貢献すると共に、社会的に存在価値のある会社をめざす。
2.つねに顧客志向に徹しながら、要求される専門性を深め、確かな信頼が寄せられる会社をめざす。
3.社員一人ひとりが高い倫理観を自覚し、公平で働きがいのある職場を築き、社員とその家族が誇りに思えるような会社をめざす。

 2024年1月1日に発生した能登半島沖を震源とする地震により被災されたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興とみなさまのご健康を心よりお祈りいたします。

 富山県富山市八尾町に本社を置く当社も、地震の影響で、本社敷地内の製品を保管する自動倉庫において、設備そのものの故障はないものの、倉庫内のパレットの位置がずれたことにより、製品を取り出せない状況となり、一時的に製品の一部の出荷停止措置を取らせていただきました。自動倉庫の復旧作業は完了し、現在は問題なく出荷を再開しております。この度は、医療関係者のみなさま、患者さまに多大なご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。

 日東メディック株式会社は、本年、創立30周年の節目を迎えます。創業以来、眼科用剤のスペシャリストとして技術を蓄積し、点眼剤を中心とした医薬品の製造・販売事業を展開しています。

 昨今、毎年の薬価改定に加えて、安定供給への不安が続いており、ジェネリック医薬品業界を取り巻く環境は一段と厳しさを増しております。
 こうした状況の中で、弊社は、自社に工場を保有していることから、市場の状況に合わせて臨機応変な生産計画を設定することが可能です。医薬品を製造・販売する企業として、供給体制を整え、患者さまが必要とされる時に必要な医薬品を届けられるような体制づくりに努めています。

 また、弊社は、2014年より、点眼剤の開発で培った外用剤の開発技術を生かし、皮膚科領域への参入に取り組んでまいりましたが、皮膚科領域を眼科領域に続く第2の事業分野として大きな柱とすべく、2022年に本社敷地内の第1製剤棟の一部を改修・増築し、自社初となる皮膚科外用剤専用の製造ラインを導入しました。皮膚科外用剤の製造ラインは、本年、本格的に稼働が始まりますので、自社で取り扱う皮膚科外用剤の安定供給や製品ラインナップの拡充が期待されます。

 そして、医薬品の需要拡大および皮膚科外用剤を含めた自社の生産量の増加を見据え、本社敷地内に新たな物流倉庫の建設も行いました。これにより、自社の製品保管能力が強化され、長期的な安定供給が見込めるようになりました。

 

 医薬品の安定供給は、人々の健康を支えるという製薬企業が果たすべき社会的責任です。近年では、その責任ある事業活動を通じて、人々が健康的に生活できる地球環境と社会のサステナビリティを確保するための積極的な取り組みが企業に求められています。

 眼科領域では、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環として、眼科用剤協会にて、各社の協議にもとづき、プラスチックの削減を目的として、製品に添付している投薬袋を品質上問題のない範囲で削減することが決定しました。弊社としても、会員として、混乱を招かぬよう、医療機関や患者さまに誠意のあるご案内を行ってまいります。

 日東メディックは、今後も、企業理念に掲げる「人々の健康に貢献すると共に、社会的に存在価値のある会社」であり続けることをめざし、患者さまにとってなくてはならない会社“Essential Company”として、富山から日本全国、さらには世界へとグローバルに医薬品をお届けしてまいります。

 

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