安定供給責任者会議準備会合の実施報告
日本ジェネリック製薬協会(以下GE薬協)では、会長新取組方針のひとつとして、安定供給責任者会議の設置を示しております。
安定供給責任者は、製薬企業の供給体制において、社内の複数部門と密に連携し、企業全体として安定した供給体制を維持するための中心的な役割を担っております。そして安定供給責任者の設置を法令にて位置付ける検討がなされているなど、安定供給責任者の重要性が増していく動きがあります。
GE薬協では、会員企業の安定供給責任者によるネットワーク構築を図ると共に、安定供給に資する各社の取り組み好事例などを共有し、各社の供給体制の強化に繋げたいと考えております。
そこで現在、安定供給責任者会議を実施するための準備会合を行い、運営に向けた議論を行っております。今回は2024年12月4日に行われた第一回目の準備会合についてご報告いたします。
第一回目準備会合は、対面とWebのハイブリッド方式で実施致しました。準備会合では、実質的な議論が行える方の参加も可能と致しましたので、総勢約80名もの方からご参加頂きました。初めに川俣会長から本取り組みに関する趣旨のご説明があり、本取り組みの理解を深めて頂きました。また会員各社の安定供給責任者を協会に登録頂き、各社の安定供給責任者を常時把握する環境が構築されました。今後は各社に実施致しましたアンケートをもとに、設置規約や安定供給に向けた各社好事例の共有方法、供給不安懸念事象発生時のスキームに関する検討など、実効性の伴う運用にしていくために、2025年1月に予定している第二回目の準備会合にて引き続き議論を継続する予定です。