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トーアエイヨー株式会社  

トーアエイヨー株式会社

https://www.toaeiyo.co.jp/

創 業 年 :1943年(昭和18年)10月
代表取締役社長:髙橋 敦男
本社所在地:東京都中央区八丁堀三丁目10番6号
従 業 員 数:295名

【企業理念】
循環器領域を中心に独創的な新薬を通して人々の健康に寄与する

 

 当社の歴史は、昭和18年(1943年)を起点とします。2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場の最後の民間オーナーであった片倉工業株式会社が行っていた「蚕蛹からビタミンB2を抽出する研究」を発端とし、福島県福島市飯坂町にて創業しました。この研究から生まれた製剤「ビスラーゼ」、それに続く「フラビタン」シリーズを世に送り、当社はビタミンB2製剤のトップメーカーとしての地位を築きあげました。当初扱った成分がビタミンB2 (ビスラーゼ)ということで“栄養”という文字を入れ、東亜栄養化学工業株式会社(1982年に現在のトーアエイヨー株式会社に社名変更)という社名になりました。
 その後、1981年、1984年には心臓病薬「フランドル」「フランドルテープ」の開発に成功し、発売と同時に、ユニークで優れた製品として各方面から高い評価を得ました。これを機に、『循環器領域を中心に独創的な新薬を通して人々の健康に寄与する』という企業理念を掲げ、以降も世界初となる経皮吸収型β1遮断剤「ビソノテープ」を発売するなど、循環器領域のスペシャリティファーマを目指して歩を進めてきました。

 近年の当社の取り組みとしては、働き方改革と構造改革が挙げられます。医薬品業界を取り巻く環境の大きな変化に対応して、将来にわたり持続的な成長を実現していくために、社員一人ひとりが能力を発揮できるようワークライフバランス支援や働き方にかかわる社内制度を強化するとともに、生産性の高い組織への転換を目指した構造改革への取り組みを実施しているところです。

 当社の働き方改革は「時間や場所などにとらわれず、社員がいきいきと働きやすい環境を整備することで、社員の幸せと健康、そして会社の継続的な成長と発展を目指す」ことを目的に、テレワークやフレックスなどの制度の策定・運用によって、柔軟な働き方で多様なライフスタイルを尊重し、社員が心身ともに健康で最大限の能力を発揮することができる環境を整備しています。

 また組織体制においても、生産性の高い持続可能な組織への転換を目指して構造改革を進めています。研究所の統合や総務部、人事部の統合など、業務・プロセスの再構築に加え、医薬営業部の組織体系を変更しました。医療関係者の環境や働き方も大きく変化する中、情報提供活動は訪問面談からWebツールを活用したものへと大きくシフトしています。このような状況に迅速かつ柔軟に対応するため、当社の全ての支店・営業所を閉鎖し、全国を11エリアに再編したうえで各エリアを本社が直接管轄する体制へとしました。この新体制により、市場のニーズに即応する戦略を展開するとともに、情報提供活動の更なる質向上と活性化を図ります。更に物理的な事業所での勤務に縛られないワークスタイルを採用し、テレワークとフレックスタイム制度を活用することで、MR一人当たりの生産性の向上を目指し、医療関係者の皆様に、より質の高い情報提供を迅速に提供できるよう努めます。

 今後も当社は、循環器領域のスペシャリティファーマとして、循環器領域及びその周辺領域の新薬や付加価値後発品などの研究開発に取り組んでいきます。

 

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