医療は国によって受けられるサービスや
自己負担額全く違う。他の国はどうなっている?
保健医療サービスは
国や地域によって
差が大きい
ユニバーサル・ヘルス・
カバレッジ指標(2017年)
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは
「すべての人が、必要なときに、必要な場所で、金銭的苦境に陥ることなく、必要な保健医療サービスを
受けられること」を指す。SDGsのターゲットの1つでもあり、各国が達成を目指している。
国によって医療の内容も様々
アメリカ
高齢者や障害者にむけた公的医療制度はあるものの、大部分は民間の保険会社が提供する保険で賄われている。民間の医療保険は高額で、低所得者には保険料を払えず無保険の人も多い。
イギリス
原則自己負担のない公的医療制度「NHS」がある。
かかりつけ医の制度が充実しているが、大きな病院を受診しようとすると診療の予約が2週間先になることも。
フランス
公的保険の医療費自己負担割合は、外来が30%、入院が20%、薬剤は35%。医療費は窓口で一旦全額立て替える「償還制」の制度や、専門医の受診にはかかりつけ医の紹介が必要な「かかりつけ医」制度がある。
スウェーデン
自己負担額は日本に比べて非常に少ない。診療には予約が必須で、救急外来でも重症者以外は3時間~5時間くらい待たされる場合がある。
日本は公的医療制度はあるし、どんな田舎でも救急車くるし、どこへ行っても受診できる。
実はとても恵まれた医療環境なのかもしれませんねえ。
そんな便利な医療環境を維持するにはたくさんのお金が掛かかる。
どれくらいの費用が掛かっているのか見ていこう。
日本の医療費は何に使われている?
高い医療水準を維持するためにかかるお金とは
日本の医療費は
年間約44兆円
※厚生労働省 令和元年度 国民医療費の概況
医療設備の充実
CTスキャナー
人口比配備数1位
MRI
人口比配備数1位
※OECDが2021年に公表したデータ
長く待たされることなく
高度な検査が受けられる
高い医療水準の維持
世界の平均寿命ランキング
総合
世界1位
男性
世界2位
女性
世界1位
※WHOが2023年に公表したデータ
高齢者が長生きでき
新生児の死産率も低い
薬の開発
未だ有効な治療薬がな
い疾患も多く、
新薬は
常に待ち望まれている
日本の医療制度を守るにはどうすればいい?
医療費削減のカギのひとつは
ジェネリック医薬品にある!
ジェネリック医薬品を
使うことで
医療費全体の削減に
貢献できる
※厚生労働省 薬剤費等の年次推移について
ジェネリック医薬品を
積極的に使うことで
医
療の品質を落とすこと
なく
医療費を安く抑え
ることが可能
ジェネリック医薬品は
効き目も安全性も同じ
ジェネリック医薬品について詳しく知りたい方はこちら
ジェネリック医薬品は医療費を削減し
医療水準の維持に貢献しているってことなんだ。
日ごろからバランスの良い食事、適度な運動、
十分な睡眠など健康に気遣い、どうしたら病院に
行かずに済むかなど、自分たちで考えていくことも
大切なんだな。