日本ジェネリック製薬協会は、「ジェネリック医薬品の信頼回復に向けた取組み」について以下のとおり宣言いたします。
令和3年3月24日に開催された中央社会保険医療協議会・総会において、昨今発生しておりますジェネリック医薬品企業の不祥事について極めて厳しい議論が行われました。
診療側からは今般の後発医薬品メーカーの不祥事は、医師・薬剤師・保険者・行政など様々な関係者の理解と努力により何とかここまで進めてきた国民・患者の後発医薬品の使用マインドに水を差すものであり、後発医薬品を服用されている患者様への信頼を損なうものであるとのご指摘を頂きました。
保険者側からは医師や薬剤師もそうであるが、使用する患者の信用が一番である。これまで築き上げてきたが、国民の信頼感が今般の件で一気に崩れ去るのではないかという懸念のご意見を頂きました。
医薬品、とりわけジェネリック医薬品の信頼を著しく失墜させた当協会会員会社の違反行為は誠に遺憾であり、当協会として大変重く受け止めております。患者様、そして関係者の皆様に心からお詫び申し上げます。
当協会では、ジェネリック医薬品に対する信頼回復に向け、製造管理・品質管理の徹底、ガバナンス・コンプライアンスの徹底を図り、かかる事態を二度と発生させることがないよう、実効性のある取組みを開始しております。そしてこの機会に当協会の組織を強化し、改善に取り組む進捗を「見える化」をして皆様に報告させて頂き、不退転の決意でその取組みを徹底して進めていく事を宣言致します。
令和3年3月26日
日本ジェネリック製薬協会
会長 澤井 光郎
日本ジェネリック製薬協会
会長 澤井 光郎