本日、医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会において「報告書(案)」が提出され取りまとめの方向性が示されました。これに関し日本ジェネリック製薬協会から、下記のとおり意見を表明します。
医薬品産業を取り巻く諸課題の内、足下で顕在化している供給不安の課題として「ジェネリック医薬品産業の構造上の課題」「薬価基準制度上の課題」「サプライチェーン上の課題」が明記されました。併せて、「医薬品流通における課題」も記載されました。
その上で「医薬品の迅速・安定供給に向けた対策の方向性」を纏めていただき、国としての「ジェネリック医薬品産業の構造の見直し」に対する方向性が示されました。
今回の「方向性」は、私共の要望も反映された内容でもあり、ジェネリック医薬品産業に対し深いご理解をいただいたことに感謝を申し上げます。
ジェネリック医薬品の役割が「医療費適正化を進めるため」に数量シェアを80%に引き上げる時代から、大きくステージが変わったと認識しております。今や必要不可欠となり「社会インフラ」としての役割を果たすジェネリック医薬品を持続的に供給する責務を果たすため、私たちは、安定供給体制を一層強化し、ジェネリック医薬品のサプライチェーン全体の強靭化に取り組むとともに、これまでの産業構造の在り方を見直し、各企業がそれぞれの特性を活かし活動してまいります。
これからも、ジェネリック医薬品の品質を確保し、将来にわたって安定的に供給し続けることによって、患者様及び医療関係者の皆様に「信頼」していただける業界となるよう努めてまいります。
以上
2023年6月6日
日本ジェネリック製薬協会
会長 高田 浩樹
2023年6月6日
日本ジェネリック製薬協会
会長 高田 浩樹