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「政策決定プロセスと2040年に向けて」について

「政策決定プロセスと2040年に向けて」について

 今年も2022年6月7日に「経済財政運営と改革の基本方針2022」が正式に公開された。今回は副題に「新しい資本主義へ~課題解決を成長のエンジンに変え持続可能な経済を実現~」と記載されている。
 本文P30 ~ P33に「持続可能な社会保障制度の構築」に重要な事項が引き続き掲載された。但し背景である第二章の「新しい資本主義に向けた改革」、第三章の「内外の環境変化への対応」に記載された内容も、我々の業界に大きく関連する事が記載されている。
 「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる「骨太の方針」とは、政権の重要課題や翌年度の予算編成の方向性を示す方針であり、首相が議長を務め、経済財政諮問会議で毎年6月ごろに策定される。これは、小泉政権時の2001年度に開始したものである。
 「骨太の方針」いわゆる「国の政策」が決まるプロセスは、添付資料に記載した「会議体やスケジュール等」で検討されていく。数多くの会議体で議論が行われ、かつ限られた時間で決定されるものとなっている。
 後発医薬品に関しては、骨太2015で「数量シェアの目標60%が80%に軌道修正」となり、骨太2022で「全都道府県で80%の達成」が記載され今日に至る。
 いよいよ、国は、団塊ジュニアが後期高齢者に突入する時期である「2040年」に向けて、本格的に議論を開始し始めた。来年の「骨太2023」では、2024年度以降に向けた国の政策の動向を注視する事は必要ではあるが、我々からも将来の「絵姿」を提案していく事も必要ではないかと考える。

(広報委員会)

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JGAニュースNo171からの転載です