医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会で、薬価制度に起因する問題について議論するため、薬価制度の概要として、既収載品の薬価改定の方式の変遷についてまとめられた資料が公開されており、それについて、ご紹介します。
まず、薬価改定の方式は、下記の3つの表で示される①バルクライン方式(1951年~1991年40年間)、②加重平均値一定価格幅方式(1992年~1999年7年間)、から、現在まで続く、③市場実勢価格加重平均調整幅方式(調整幅方式)(2000年から現在23年間)と変遷してきました。
これらの変遷の間に、どのような出来事があったか、どのような課題がでてきたかが、次の 2 つの表にまとめられております。公正取引委員会の勧告、医薬分業の進展などの医療用医薬品市場の環境変化に影響されてどのように制度が変遷して行ったかが、判る資料となっておりますので、是非参考にしていただきたく思います。
(引用)
○第 10 回 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会
【資料 1】医薬品の安定供給について 2(検討会後差し替え)
https://www.mhlw.go.jp/content/10807000/001087794.pdf
JGAニュースNo183からの転載です