解説
ジェネリック医薬品の数量シェアを見るときは、その元となるデータが重要です。
今回お示ししている3つのシェアは、①国が公表している調剤ベースの数量シェア、②国が公表している薬価調査ベースの数量シェア、③ GE薬協が公表している出荷ベースの数量シェアです。
なお、「経済財政運営と改革の基本方針2017」(平成29年6月9日閣議決定)における使用割合の政府目標80%の算出には薬価調査を用いていました。一方、新たに発表された「経済財政運営と改革の基本方針2021」(令和3年6月18日閣議決定)における使用割合の政府目標80%(全都道府県)の算出にはNDBデータ*を用いることになりました。
ぜひ皆様、引き続きご注目ください。
*NDBの公表対象は、医科、DPC、歯科、調剤のレセプトデータ及び特定健診データとしている。
【グラフ引用元】
・厚生労働省 医科・調剤医療費の動向調査:集計結果(一部改変)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/cyouzai_doukou_yougo.html
・日本ジェネリック製薬協会 ジェネリック医薬品の使用状況について
https://www.jga.gr.jp/assets/pdf/media/1199269109.pdf
・厚生労働省 医薬品価格調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/157-1b.html
【参考】
・全国健康保険協会 医薬品使用状況
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat740/sb7200/sbb7203/
・健康保険組合連合会 後発医薬品の普及状況(数量ベース)
https://www.kenporen.com/toukei_data/